「滝を見にいく」は沖田修一監督の作品です。「南極料理人」「横道世之介」「キツツキと雨」などが知られています。
この作品も沖田監督らしい、ユーモアとリアルなせりふがいっぱいです。
主役は7人のおばちゃん。これがほぼ知らない人ばかり。なかには本当に素人の人もいるようです。
滝を見にいき、温泉にはいるというツアーに参加します。
ところが現地についても滝が分からない。ガイドが探している間、みんな勝手に歩いて、ついにはぐれてしまいます。
よくありますね、おばさんツアーらしい、みんな身勝手な行動です。そこは携帯もつながらない、だれも知らない場所です。
最初は二手に分かれ、片方は居残り組。身の上話などしています。
もう一方は探索組、アクティブに行動しています、が、そこはおばさんです。一人が足を痛めます。
みんな協力し、杖をつくり、みんなで道を探しますが、道は見つからない。ほんとに、あるあるです。
お互い仲良くなったり、険悪になったり、ちょっとしたことで揺れています。
それでも、夜がくると、小さいことは言ってられません。ついにはたき火をして、みんなで夜を明かします。
そうなると、一致団結。みんなの顔が輝いてきます。知らない同志なのに、今までになり、こころが通います。
おばさんでも、おじさんでも、子供でもそこは一緒かも。そういえば、これはおばさんのスタンドバイミーなのかも。
ところで、この7人の顔がいいんです。なんか普通。そして、その人にあてた背景、せりふがあり、その人の人生を見ているようです。
みんな好きになります。これは人生賛歌の映画です。そして、山の景色がきれい。妙高高原だそうです。一度いってみたくなりますよね。
そのときは迷わないように。