イエスマン』という、映画のタイトルからして、底抜けにハッピー野郎の話かと思われてしまいそうですが、それは違います。
主演のジム・キャリーが元より好きであったために、この映画を鑑賞したのですが、なんと面白暖かい映画だろうとこれまで、少なくとも5回は観ています。離婚をきっかけに、プライベートでも仕事でもふさぎ込みがちのカール(銀行員)が、友人の誘いで、ある講演会に参加します。
その講演の内容というのが、“なんにでもイエスと答えろ、さすれば道は開かれる”というものでした。
宗教めいた匂いがしますが、そんなことはなく、至って明るく、わりと現実的なものでした。イエスというだけでなにが変わるんだと、観てるこちらも思いますが、本当にイエスといっているだけで思わぬ方に人生が好転していくさまは、とても痛快でした。
もちろん嫌なことにもイエスと言わなければなりません。
たとえば、ホームレスに車で公園まで乗せていってほしいと言われたりだとか、マンションのお隣さんであるおばあちゃんに部屋に誘われたりだとか。断ってもいいはずだ!と思い、一度は断るカールですが、断った後に犬にかまれるなどの不幸にあい、呪いだとさえ感じる場面があります。
これもまた面白い。尚のこと、イエスと言い続ける展開になります。
これでカールの人生は、すごく幅が広がり、ギターや飛行機、韓国語のレッスンを始めたり、銀行に投資を申し出てくる人々に承認ハンコを押しまくります。
カールの充実した人生を心底楽しんでいく姿を観て、明るく生きていくって本当に幸せなことなのだなと感じます。
「ノー」というだけで、視野が狭まってしまうこと、可能性がなくなってしまうのだということを、この映画は伝えてくれています。
今日はあまりいいことがなかった、そんなときにみたいお勧めの映画です。